日本語教師になる方法 KEC日本語学院の授業と費用
2024年4月、日本語教師が国家資格となりました。「登録日本語教員」という新しい資格制度がスタートし、日本語教師を目指す方にとって大きな転換点となっています。
50代60代のシニアにも再就職の手段として注目です。
本記事では、日本語教師になる具体的な方法と、実践力重視で定評のあるKEC日本語学院の授業内容・費用について詳しく解説します。
登録日本語教員とは?新しい国家資格制度
2024年4月、「日本語教育機関認定法」が施行され、日本語教師の国家資格「登録日本語教員」が誕生しました。
この資格は、文部科学大臣が認定する「認定日本語教育機関」で日本語を教えるために必要な資格です。日本語教育の質を向上させることを目的として創設され、これまで民間資格だった日本語教師が、初めて国家資格化されました。
登録日本語教員が必要になる場面
| 働く場所 | 登録日本語教員の必要性 |
|---|---|
| 認定日本語教育機関(旧法務省告示校) | 必須(2029年4月以降完全移行) |
| 海外の日本語学校 | 不要 |
| オンライン日本語教師 | 不要 |
| 企業での日本語研修 | 不要 |
| 地域のボランティア教室 | 不要 |
ただし、2029年3月末までは移行期間が設けられており、現行の資格でも認定日本語教育機関で働くことができます。つまり、今から準備を始めれば、経過措置を利用して効率的に資格を取得できる可能性があります。
登録日本語教員になるための2つのルート
登録日本語教員になるには、大きく分けて2つのルートがあります。
ルート1:試験ルート
日本語教員試験(基礎試験+応用試験)合格 + 実践研修修了
日本語教員試験は2024年から始まった新しい国家試験で、基礎試験と応用試験の2部構成です。試験に合格した後、登録実践研修機関で実践研修(教育実習)を修了する必要があります。
第1回試験(2024年実施)の合格率は以下の通りでした。
| 試験区分 | 合格率 |
|---|---|
| 全体合格率 | 62.6% |
| 両試験受験者の合格率 | 9.3% |
| 基礎試験免除者の合格率 | 61.0% |
両試験を一度に受験する場合、難易度はかなり高いことが分かります。
ルート2:養成機関ルート
登録日本語教員養成機関での課程修了 + 応用試験合格 + 実践研修修了
文部科学大臣の認定を受けた登録日本語教員養成機関で課程を修了すると、基礎試験が免除されます。応用試験のみに合格すれば良いため、試験の負担が軽減されます。
養成機関によっては実践研修と養成課程を一体的に実施しているところもあり、効率的に資格取得を目指せます。
経過措置を活用した資格取得
2029年3月末までの経過措置期間中は、以下の条件を満たす方に対して試験や実践研修の免除があります。
| 経過措置ルート | 対象者 | 免除内容 |
|---|---|---|
| Cルート | 必須50項目対応の養成課程修了者(4大卒) | 基礎試験・実践研修免除 |
| D-1ルート | 平成12年報告対応の養成課程修了者(4大卒) | 経験者講習Ⅰ受講で基礎試験・実践研修免除 |
| E-1ルート | 2023年度までの日本語教育能力検定試験合格者(4大卒) | 経験者講習Ⅰ受講で基礎試験・実践研修免除 |
経過措置を利用することで、通常よりも少ないステップで登録日本語教員の資格を取得できます。4年制大学を卒業していない方でも、養成機関で学べば応用試験のみで資格取得が可能です。
KEC日本語学院の特徴と強み

KEC日本語学院は1974年設立の日本語教師養成専門校で、50年近い歴史を持つ老舗スクールです。東京・関西に6校舎(梅田本校、なんば校、枚方本校、京都校、神戸校、新宿校)を展開しています。
KEC日本語学院の3つの特徴
1. 圧倒的な実践演習量
最大の特徴は、受講生1人あたり50回以上の演習・実習体験ができることです。一般的な養成講座では、グループでの演習が中心ですが、KECでは「1人で考える」ことを重視し、ゼロから自分で教案を作り、自分の手で作った授業を行います。
少人数制(1クラス最大12名)だからこそ実現できる手厚い指導体制で、修了後すぐに教壇に立てる実践力を養成します。
2. 就職サポートが充実
KECは関西の日本語学校の90%以上でKEC修了生が活躍しており、特に関西方面への就職に強いのが特徴です。海外にも豊富な求人情報があり、これまでアジアを中心に欧米や北米、中南米など56か国以上に就職した実績があります。
2023年度の採用決定者数は276名、過去累計実績は3,664名と、高い就職実績を誇ります。職員が日本語学校の情報を把握し、受講者の希望とマッチした就職をサポートします。
3. 充実したサポート体制
- 3年間無料再履修制度:最大3年間、同じ授業を無料で受講できます
- 復習動画配信:授業を動画で何度も復習できます
- 振替受講制度:欠席時の振替が可能です
- 休学制度:やむを得ない事情での休学も可能です
これらのサポートにより、安心して修了まで学び続けることができます。
KEC日本語学院のコースと授業内容
420時間コース(基本コース)
文化庁が指針としている420時間カリキュラムに対応したコースです。
コース構成:
- 基礎理論講座
- 実践演習講座
- 教育実習講座
受講期間: 最短6ヶ月~最大3年
授業形態: 通学制(対面授業)
KEC日本語学院は「必須の教育内容50項目に対応した日本語教員養成課程」に認定されています。4年制大学卒業者がこのコースを修了すると、日本語教員試験の基礎試験と実践研修が免除され、応用試験のみで登録日本語教員の資格を取得できます(経過措置Cルート適用)。
検定試験対策とのセットコース
420時間の養成講座に加えて、日本語教育能力検定試験の対策もセットになったコースです。対策時間により3つのプランがあります。
| コース名 | 検定対策時間 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| 420時間+90時間検定対策コース | 90時間 | しっかり検定対策をしたい方 |
| 420時間+60時間検定対策コース | 60時間 | バランス重視の方 |
| 420時間+30時間検定対策コース | 30時間 | 基礎は固まっている方 |
検定試験は2024年以降も民間試験として継続されており、登録日本語教員とは別に日本語教師の知識を証明する資格として価値があります。
その他の専門コース
基礎理論コース: 理論を中心に学びたい方向け
実践演習コース: すでに資格はあるが実践力を磨きたい方向け
教育実習コース: もっと教育実習の経験を積みたい方向け
大学での日本語教育専攻などで基礎資格を持っている方が、実践力を補強するために受講するケースも多いようです。
KEC日本語学院の費用と割引制度
基本受講料
| コース名 | 受講料(税込) |
|---|---|
| 420時間コース | 566,830円 |
| 420時間+90時間検定対策コース | 692,230円 |
| 420時間+60時間検定対策コース | 660,660円 |
| 420時間+30時間検定対策コース | 629,200円 |
※別途、入学金22,000円(税込)が必要です
大手スクールと比較すると、KECの費用は良心的な価格設定となっています。通学制の日本語教師養成講座の中では比較的リーズナブルな部類に入ります。
割引制度
KECでは複数の割引制度が用意されており、条件を満たせば入学金が免除になります。
| 割引制度 | 内容 |
|---|---|
| 友人紹介割引 | KECグループの在校生・卒業生の紹介で入学金22,000円が0円 |
| 日本語教師体験セミナー参加割引 | 無料の体験セミナーに参加すると入学金22,000円が0円 |
| 学生割引 | 学生の方(社会人学生含む)は特典適用 |
これらの割引を活用することで、初期費用を大きく抑えることができます。特に体験セミナーは無料でオンライン参加できるため、気軽に利用できます。
支払い方法
| 支払い方法 | 詳細 |
|---|---|
| 一括払い | 現金、振込、クレジットカード |
| 分割払い | 複数回の分割が可能 |
| 教育ローン | 金融機関の教育ローンを利用可能 |
まとまった金額の支払いが難しい場合でも、分割払いや教育ローンを利用できるため、無理なく受講を開始できます。
お得に受講できる給付金・補助金制度
KEC日本語学院の420時間コースは、複数の公的支援制度の対象となっています。これらを活用することで、受講費用を大幅に削減できます。
リスキリング支援事業(最大70%OFF)
制度概要: 経済産業省による「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」で、転職を目指す在職者が対象です。
補助内容:
- 受講時:受講料の50%(上限40万円)
- 転職+1年間継続就業後:さらに20%(上限16万円)
- 合計:最大70%の補助
具体的な金額(KECの場合):
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 通常受講料 | 590,766円(税込) |
| 50%補助適用後の負担額 | 295,383円 |
| さらに20%補助適用後の最終負担額 | 214,824円 |
| 還付総額 | 375,942円 |
対象者の条件:
- 現在在職中である(正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト)
- 雇用主の変更を伴う転職を目指している
- 2024年1月~2027年3月の間に受講開始し修了する
利用の流れ:
- 対象講座を選択
- 無料キャリアカウンセリング受講
- 講座受講開始(50%補助適用)
- 講座修了
- 転職活動
- 転職成功+1年間継続就業
- 追加20%補助支給
この制度は2027年3月末までの期限付きですが、今から日本語教師を目指す方にとっては非常に大きなチャンスです。今まで給付金制度が使えなかった在職者の方でも活用できるのが最大のメリットです。
一般教育訓練給付金(20%給付)
制度概要: 厚生労働省による教育訓練給付金制度で、雇用保険の加入者が対象です。
給付内容: 受講料の20%(上限10万円)が修了後にハローワークから支給されます。
具体的な金額(KECの場合):
- 受講料566,830円の20% = 113,366円
- ただし上限が10万円のため、10万円が給付されます
- 実質負担額:466,830円
対象者の条件:
- 雇用保険の被保険者期間が3年以上(初回利用の場合は1年以上)
- 受講開始時点で退職済みの場合は、受講開始日が退職日から1年以内
手続き: 受講申込前にハローワークで相談が必要です。
注意点: リスキリング支援事業との併用はできません。転職予定がない方や、すでに退職している方は、こちらの制度を検討しましょう。
特定一般教育訓練給付金(50%給付)
2025年4月より、登録日本語教員養成機関も「特定一般教育訓練給付金」の対象に追加されました。
給付内容: 受講料の50%(上限25万円)が給付されます。
対象講座: 登録日本語教員養成機関として認定された課程が対象となります。
この制度は、一般教育訓練給付金よりも給付率が高く、雇用保険加入者にとって非常に有利な制度です。ただし、訓練前キャリアコンサルティングや受給資格確認が必須となります。
給付金・補助金制度の比較
| 制度名 | 給付率 | 上限額 | 主な対象者 | 併用 |
|---|---|---|---|---|
| リスキリング支援事業 | 最大70% | 56万円 | 在職中の転職希望者 | 他制度と不可 |
| 一般教育訓練給付金 | 20% | 10万円 | 雇用保険加入者 | 他制度と不可 |
| 特定一般教育訓練給付金 | 50% | 25万円 | 雇用保険加入者 | 他制度と不可 |
自分の状況に合わせて、最も有利な制度を選択することが重要です。転職を考えている在職者の方は、リスキリング支援事業が最も高い補助を受けられます。
日本語教師として成功するためのポイント
実践力を重視した学習が重要
日本語教師として現場で活躍するには、理論だけでなく実践的なスキルが不可欠です。KECのように、1人で教案を作成し、実際に授業を行う経験を50回以上積める環境は、修了後すぐに教壇に立つ自信につながります。
グループ演習では受け身になりがちですが、個人での演習を繰り返すことで、自分に合った教え方のスタイルを確立できます。
就職サポートの充実度をチェック
養成講座を修了しても、就職先が見つからなければ意味がありません。スクール選びの際は、以下の点を確認しましょう。
- 就職実績数(年間採用決定者数、累計実績)
- 就職率
- 就職サポートの内容(個別相談、模擬授業対策、求人情報提供など)
- 修了後の就職サポート期間
KECでは講座修了後も継続して就職サポートを受けられるため、すぐに就職しない方も安心です。
自分のライフスタイルに合った受講スタイルを選ぶ
日本語教師養成講座は半年から1年以上かかるため、自分のライフスタイルに合った受講方法を選ぶことが重要です。
- 平日夜間クラス
- 土日集中クラス
- 振替制度の有無
- 休学制度の有無
- 復習動画の有無
仕事や家庭と両立しながら受講する場合は、柔軟な受講システムがあるスクールを選びましょう。
経過措置を活用するタイミング
登録日本語教員の経過措置は2029年3月末までです。今から学習を始めれば、以下のメリットがあります。
- 基礎試験免除:認定養成機関で学べば基礎試験が免除されます
- 実践研修免除:経過措置Cルート該当者は実践研修も免除されます
- 応用試験のみで資格取得可能:負担が大きく軽減されます
2029年4月以降は経過措置が終了し、通常ルートでの取得となるため、試験や実践研修の負担が増えます。早めに行動を開始することをおすすめします。
KEC日本語学院をおすすめする方
以下のような方に、KEC日本語学院は特におすすめです。
✓ 実践力を重視した学習をしたい方 ✓ 修了後すぐに教壇に立てる自信をつけたい方 ✓ 少人数制でしっかり指導を受けたい方 ✓ 関西エリアでの就職を考えている方 ✓ 手厚い就職サポートを受けたい方 ✓ 長い歴史と実績のあるスクールで学びたい方 ✓ 対面授業で仲間と一緒に学びたい方
まとめ
日本語教師が国家資格化され、これまで以上に専門性が求められる時代になりました。しかし、経過措置を活用すれば、今から学習を始める方にとってチャンスでもあります。
KEC日本語学院は、50年近い歴史を持つ日本語教師養成専門校として、実践力重視のカリキュラムと充実した就職サポートを提供しています。1人50回以上の演習・実習体験は、他のスクールにはない大きな特徴です。
さらに、リスキリング支援事業を活用すれば、最大70%の補助を受けることができ、実質20万円程度で受講できます。一般教育訓練給付金を利用すれば10万円が戻ってきます。
日本語教師という職業は、外国の方の人生に寄り添い、日本での生活や夢の実現をサポートできる、やりがいのある仕事です。グローバル化が進む現代において、今後ますます需要が高まることが予想されます。
まずは無料の個別受講相談や体験セミナーに参加して、実際の雰囲気や詳しい情報を確認してみることをおすすめします。あなたの日本語教師への第一歩を、KEC日本語学院がサポートしてくれるはずです。